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29 November 2024            [PR]  |   |
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7日、ニューヨークタイムズによると、アメリカ民主党のエドワード・マーキー議員は6日(現地時間)「福島第1原発の炉心物質が、圧力容器を通して流れ出ている可能性がある」と指摘。同情報は米原子力規制委員会(NRC)より得たものだという。マーキー議員によるとNRCは「第1原発の炉心の一部が、圧力容器を突き破って格納容器の底に付着している可能性がある」と推測しているとのことだ。

また、同発言がなされた聴聞会直後、会場内から次々と質問が投げかけられるとNRCは「原子炉圧力容器から格納容器の間に、炉心流出の可能性が確認されている」と答えたという。解けた廃棄燃料が原子炉の圧力容器を出て、格納容器まで達しているとすれば、この過程で廃棄燃料が大規模な核放射能を放出することになるのだ。

さらに恐ろしいのは爆発の危険性だ。炉心物質が圧力容器の穴を広げ、格納容器底の鋼鉄、セメントと科学反応を起こすことで、一酸化炭素と水素が発生。すると爆発に繋がる連鎖反応を招くという。NRCは「格納容器の放射能数値は、数分で人を死に追いやるほど高いもの」とし、この事態を防ぐ手段については「第1原発に淡水を注入し、炉心を冷却させなければならない」としている。

NRC側の発言を受け東京電力広報のリンダL.ガンター氏は「第1原発の格納容器は、正常に作動している」とし、NRCの主張を一蹴。爆発の危険性についても否定した。一方、東京電力は水素爆発を阻止するため、1号機の格納容器へ6,000リューべ規模の窒素を投入しているという。






事実なら外交的に大変な問題行動という感想を抱きましたが、
記事と騒動からはNRC及びエドワード・マーキー議員が東京電力に対し、事前に示唆的な問い合わせを行ったといった外交的順序を踏んだ背景は見えてこない。
発言が最初にメディアを対象にしたものであるのなら扇動的と思わざるを得ず、エドワード・マーキー議員について検索してみたところ


エドワード・J・マーキー議員(民主党-マサチューセッツ州)──エネルギー・商業委員会のシニア・メンバーで、超党派核拡散防止タスクフォースの共同議長

2006年に日本の六ヶ所再処理工場運転開始計画について懸念表明するなど、抑止運動は米国内に限らない。
「再処理は、実証されていない危険な計画だ。核拡散の扉を開くからだ。」(同議員 書簡全文が和訳掲載されています http://kakujoho.net/rokkasho/lttr_sen.html )

原子力規制委員会:NRC は米国内における原子力副産物、原料、特別核物質の利用を規制する機関。

同時に相反して原子力開発、原子力エネルギー源の確保、核兵器の製造管理といった原子力関連産業の成長推進の任務をアメリカ合衆国エネルギー省が担っている。



原子力に対してネガティブなイメージを強く抱かせる事も運動の一部として効果的かも知れませんね。
NRCの推測の真否はともかく、現段階ではニューヨークタイムズの報道を「騒ぎたい人が煽ってる」と捉えた方が無難なようだ。


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